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学ぶ 鹿沼の彫刻屋台
久保町(くぼちょう) 彩色彫刻黒漆塗屋台
近世において、久保町は仲町とともに裕福な商家が軒を連ねる鹿沼宿の中心で、その町がらから、久保町の屋台は費用をかけた点において鹿沼宿内第一である。
屋台内部まで黒漆塗で、飾金具もふんだんに使用され、彫物も絵画風に彩色され、その技法とともに黒漆塗彩色彫刻屋台の代表的なもので、豪華絢爛という点では他にその比を見ない。
金泥に朱で彩られた鬼板(おにいた)と懸魚(げぎょ)の「双竜」が渾然一体となっており、しかもその一部が唐破風板(からはふいた)との一木彫。金泥塗の「唐獅子」と彩色された牡丹の脇障子、琵琶板・障子回りは繊細でやわらかな花鳥彫。外欄間の前方にはミミズクを配し、後方にはきらびやかな金竜が配され、屋台全体が五彩さん然としている。彫師は不明で、屋台箱に文化9年・10年(1813年頃)と墨書銘があり、その頃の製作が主体を占めていると思われる。
(昭和54年市指定有形文化財)
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